バイエルンOB、“無冠”ドルトムントにDFボアテング獲得を推奨 「完璧な安定感を得る」
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エッフェンベルク氏がドルトムントには「経験値が欠けている」と主張
大改革を推し進めるバイエルンから退団する可能性が高いと思われている元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングについて、クラブOBのシュテファン・エッフェンベルク氏は、ドルトムントが行き先として最適との見解を示した。
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バイエルンはすでにフランス代表DFベンジャマン・パバール、同DFリュカ・エルナンデスを確保。来季は守備陣の顔ぶれが大きく変わり、若返ることが確実視されている。守備陣ではこのほか、ドイツ代表DFニクラス・ジューレが定位置を手にしており、元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスとボアテングのベテラン勢は居場所がなくなるのでは、と見なされている。
こうしたなか、エッフェンベルク氏はドイツメディア「t-online」のコラムで、ボアテングが出ていくのならフンメルスは絶対に残すべきだと主張。ベテラン選手の重要性を説き、経験値が足りないために成功を逃したチームの例として今季のドルトムントとアヤックスを挙げた。
エッフェンベルク氏はなかでもドルトムントについて、「経験豊富な選手が1、2人欠けており、タイトルに届かなかった。ちょうどCBのポジションだ」と評価。今季は守備陣に怪我人が続出し、MFユリアン・ヴァイグルをCBとして緊急起用せざるを得なかったドルトムントだが、そもそもこのポジションに経験値が欠けていると指摘した。
同氏はさらに「ドルトムントはそれゆえ、ジェローム・ボアテングという人材のことを考えるべきだろう。そうすればタイトル争いに真剣に臨むにあたり、完璧な安定感を得るかもしれず、優勝を果たすことすらできるかもしれない。一歩前に進むために彼らが必要としている選手は、ボアテングだろう」と、タイトルを手にするのに欠けているピースはボアテングだとの見解を示した。
エッフェンベルク氏は、ブンデスリーガでボアテングの移籍先として考慮の対象となるのは唯一、ドルトムントだけだとしている。インテルが関心を示しているとも伝えられる同選手だが、タイトルを争うライバルチームへの驚きの移籍もあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)