イニエスタが憧れた「2人の英雄」 日本人と“特徴の近い”名手を生んだ学ぶ姿勢とは?
1990年代のバルサを支えたグアルディオラ、ラウドルップの名を挙げる
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、これまでに自身が培ってきたものを日本の子供たちに伝えるため、サッカーアカデミー「Iniesta’s Methodology(イニエスタ メソドロジー)」を開校することになった。29日にJ-GREEN堺で行われたデモンストレーションに、イニエスタ本人も参加。そこで自身が子供の頃に憧れていた選手について答え、バルセロナの大先輩である2人の名前を挙げた。
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昨年からJリーグに参戦したことで、世界的スター選手でありながら日本の子供たちにとっては今まで以上に身近な憧れの存在となったイニエスタ。そんな稀代の司令塔はこの日、会場に集まった大阪府堺市の小学生たちと触れ合い、アドバイスを送るなどしたが、自身が子供の頃に憧れていた選手について、具体的に好きだったポイントを挙げて説明した。
「個人的に憧れていたのは、グアルディオラとミカエル・ラウドルップという2人の選手でした。彼らのボールの捌き方であったり、ドリブルであったり、パスの出し方であったり、ゲームをどのように理解しているのかであったり、チームワークであったり、パスを主体としたサッカーであったり、ボールを受ける前に次のことを考えていたりしているところが、本当に好きでした」
イニエスタが挙げた2人はいずれも1990年代に活躍した選手で、91-92シーズンにバルサがUEFAチャンピオンズカップ(現・UEFAチャンピオンズリーグ)を制覇する原動力となった選手だった。現在マンチェスター・シティの監督を務める元スペイン代表MFジョゼップ・グアルディオラ氏はバルセロナの下部組織で育ち、トップチームでは4番を背負い、中盤の底から巧みなパスワークでゲームを組み立てた頭脳的なプレーヤーだった。一方の元デンマーク代表MFミカエル・ラウドルップ氏は比類なきテクニックの持ち主で、ドリブル突破もできれば決定的なパスも出せるチャンスメーカーとして活躍した選手だった。
当時は小学生だったイニエスタは、様々なことを憧れの選手から学んだという。
「そういった(好きだった)ところを練習で意識してやるようになっていきました。そこから学びを重ねていって最終的にそういった形で成長していくことができました。もちろん、(これまでの)監督やチームメートからも学んだことがあります。そして、自分がサッカー選手になりたいという夢のために戦い続けてきたことで成長できたと思っています」
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