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名将ベンゲルに新事実 「対ジダン」のドリブル突破に海外言及「抜いてはいなかった」
一枚の写真を元に、チャリティーマッチでベンゲル氏がジダンを抜いたと伝えられるも…
前アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏は、現地時間28日にフランスのボルドーで行われたチャリティーマッチでレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督をドリブルで抜き去る“決定的瞬間”として写真が拡散されていたが、新事実が注目を集めている。英メディア「GIVE ME SPORT」など複数の媒体が、「ベンゲルはジダンをドリブルで抜いてはいなかった」などと報じた。
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1996年から22年間にわたりアーセナルの指揮官を務めたベンゲル氏は、プレミアリーグを3度優勝、FAカップを7度制するなど、クラブの黄金期を築いた。特に2003-04シーズンの無敗優勝は、今でも伝説として語り継がれている。現在はフリーの立場にあるが、ヴィッセル神戸の監督就任が連日報じられており、1995年から96年にかけて名古屋グランパスエイトを率いて以来のJリーグ復帰の可能性に注目が寄せられている。
ベンゲル氏は28日にボルドーで開催されたチャリティーマッチに参加。ジダン監督やディディエ・デシャン監督の他にも、ファビアン・バルテズ氏やローラン・ブラン氏らフランスの英雄たちが顔を揃えた。
そんななか、英紙「ザ・サン」は「ベンゲルがジダンを華麗に抜き去りネットを騒がせる」と題し、69歳の老将がフランス史上最高の選手と評された46歳のジダン監督をドリブル突破した直後と目される写真を紹介。「ジダンを天国から地獄へと突き落とし、ベンゲルはインターネット上で大事件を起こした」と伝えていた。
しかし、事実は異なったようだ。英メディア「GIVE ME SPORT」は、「アーセン・ベンゲルはジネディーヌ・ジダンをドリブルで抜いてはいなかった。彼はシンプルにボールを与えてしまっただけだ」と見出しを打ち、動画を公開。映像では、こぼれ球を拾ったベンゲル氏がドリブルをするも、背後から寄せたジダン監督にボールを奪われるシーンが収められている。
記事では、ベンゲル氏が直近のインタビューで毎日8~10キロ走っていると明かしていたことを紹介しつつ、「伝説のフランス人デュオの写真が話題を呼んでいた。ベンゲルがジダンを抜いてドリブルをしている様子を示しているかと思われたが、真実はわずかに異なる」と言及。「ジダンにボールを奪われる前に、ボールをキープしていただけだ」と説明した。
海外メディアの報道によって、ベンゲル氏は思わぬ形で2度、注目を集めることになってしまったようだ。