ハットトリック達成の背景 「枠内シュート率100%」から見えるFW武藤のさらなる覚醒

パスレシーブ数36回はチーム1位

 さらにパスレシーブ数を見ると、武藤が36回でチームトップとなっており、2位が左サイドハーフのハイロ・サンペリオで32回、3位が右サイドハーフのパブロ・デ・ブラシスの30回だ。そして武藤のパスルートの内訳は[DATA-3]のとおりで、武藤へのパス供給の1位がサンペリオとGKロリス・カリウスの6本で、続いてデ・ブラシスの5本。パスを受けることの多い両サイドハーフ、そしてGKにとっても、武藤が前線のターゲットとなっている現状が見えてくる。

DATA-3
武藤と他選手とのパス交換数。表の左列が「武藤がパスを出した相手と本数」、中列が「武藤にパスを出した相手と本数」、右列が「合計本数」

 FC東京在籍時はサイドアタッカーとしての色が濃かった武藤だが、マインツでは日に日にファーストトップとしての役回りが板につき、ゴール前でのフィニッシュの技術と精度を磨けているようだ。

analyzed by ZONE Analyzing Team

データ提供元:Instat

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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