U-20日本代表に試練…16強進出も負傷者続出 「5日間でどこまで回復させられるか」
イタリア戦で田川亨介と斉藤光毅が負傷 影山監督は状態の明言避ける
U-20日本代表は現地時間29日、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦のイタリア戦に臨み、スコアレスドローの末にグループリーグ突破を決めた。この試合で負傷交代となったFW田川亨介(FC東京)とMF斉藤光毅(横浜FC)の状況について、影山雅永監督は「間に合うのか、間に合わないのか、そういう部分も含めて(メディカルスタッフが)ジャッジしてくれるんじゃないかと思う」と言及を避けた。
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試合前の時点で勝ち点4を手にしていた日本は、引き分け以上で決勝トーナメント進出が決定する状況でイタリア戦を迎えていた。日本は序盤から積極的に攻撃を仕掛けていき、11分には相手の背後を取った田川がPKを獲得。このPKはMF伊藤洋輝(名古屋グランパス)が失敗してしまうが、徐々に流れを引き寄せていた。
しかし、前半21分、DF小林友希(ヴィッセル神戸)のパスに抜け出した田川がシュートを放った後に太ももを抑えて交代を要求。担架に運ばれ、途中交代を余儀なくされてしまった。また後半30分には右サイドでボールを得た斉藤がドリブルを仕掛けると、相手のチャージによって肩を負傷。歩きながらではあるが、こちらも負傷によって交代に至った。
試合後、両選手の状況を問われた影山監督は「まだ正直よく分かりません」と語りつつ、「これから検査をして間に合うのか、間に合わないのか、そういう部分も含めて(メディカルが)ジャッジしてくれるんじゃないかなと思います。ただ、そんなにひどくはなかったようなので、5日間でどこまで回復させられるか」と明言はしなかった。
取材エリアに現れた田川は「まだよく分からないです。(中5日で)良くなればいいなという感じです」と答え、肩を負傷した斉藤は多くを語らなかった。
この試合、コンディション不良のため出場のなかったFW宮代大聖(川崎フロンターレ)、MF郷家友太(ヴィッセル神戸)、MF藤本寛也(東京ヴェルディ)に加えて、怪我人が出てしまった日本。状況次第では決勝トーナメント進出を決めたものの、厳しい状態で次の試合を迎えることとなりそうだ。
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(林 遼平 / Ryohei Hayashi)
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。