なでしこジャパン、フランスW杯「予想布陣」 主将・熊谷の“相棒”とジョーカー役は?

なでしこジャパン予想布陣【画像:Football ZONE web】
なでしこジャパン予想布陣【画像:Football ZONE web】

ユーティリティー性の高い選手が揃うなか、熊谷のパートナーは南と市瀬が争うか

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、女子ワールドカップ(W杯)開催地のフランス入りし、本大会に向けて最終調整に入っている。メンバー23人の発表も終わり、高倉麻子監督がどんな布陣で大会に臨むのか、というところに興味は移った。

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 以前にも「いつも、どうやって記者さんたちの予想の裏をかこうかと考えています」と意地悪く笑っていた指揮官のこと。複数ポジションをこなせる選手も多く、スタメン11人を当てるにも、一筋縄ではいきそうにない。ひとまず4-4-2のフォーメーションに、選手の名前を落とし込んでいこう。

 正守護神の座には、シュートストップで比類なき強さを誇るGK山下杏也加(日テレ・ベレーザ)が就きそうだ。足元のテクニックに優れたGK池田咲紀子(浦和レッズレディース)と、今年4月のドイツ戦(2-2)で好守備を見せたGK平尾知佳(アルビレックス新潟レディース)が、山下を追う。

 4バックは、右からDF清水梨紗(ベレーザ)、キャプテンのDF熊谷紗希(リヨン)、高さのあるDF南萌華(浦和L)、DF鮫島彩(INAC神戸レオネッサ)と並びそう。熊谷のパートナーの座は、昨年の女子アジアカップでオーストラリアと渡り合ったDF市瀬菜々(マイナビベガルタ仙台レディース)が南と争うか。

 そして、汎用性が高い選手たちが、ゲームをコントロールする選択肢を増やす。初顔合わせでも、すぐにリズムを整えられるDF三宅史織(INAC)は、スクランブルに強い。リスクヘッジを図る場面で頼もしいDF宇津木瑠美(シアトル・レイン)、サイドバックだけでなく中盤もこなせるDF宮川麻都(ベレーザ)は、代表だけでなく、クラブでも重宝がられている。

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