浦和、立花社長と中村GMが指揮官交代の経緯説明 大槻新監督には「世代交代」を要求
広島に0-4と大敗を喫して28日にオリヴェイラ監督と契約解除「上積みがなかった」
浦和レッズは28日夜にオズワルド・オリヴェイラ監督の契約解除と、大槻毅氏の監督就任を発表。一夜明けて立花洋一社長と中村修三ゼネラルマネージャー(GM)が記者会見を行い、その経緯を説明した。
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今回の監督交代劇について、中村GM以下の強化部からの提案に対し、立花社長の判断で決断を下したという。中村GMはその提案に至った理由を「リーグ戦で4連敗、ホームゲームで1勝1分5敗という結果を重く受け止めた。トレーニングを見ていても、試合を分析したうえで次への上積みがなかった」と説明した。
サンフレッチェ広島に0-4で敗れた26日のJ1第13節後、中村GMは即座の監督交代を否定していたが、「1試合でも早く切り替えることがプラスになると判断した」と、その過程を明かしている。
また、浦和は同じタイミングでヘッドコーチのルイス・アルベルト・シルバ氏、コンディショニングコーディネーターのアレックス氏に加え、ブラジル人選手たちの通訳を務めていたロドリゴ氏との契約解除も発表。オリヴェイラ監督の通訳を務めていた羽生直行氏がブラジル人選手たちの通訳を務める。
後任となる大槻監督は、昨年4月に堀孝史監督が契約解除となった時に暫定監督として浦和を指揮した経験を持つ。今回の就任は一時的なものではないことを明言したうえで、シーズン開幕前に掲げたリーグ優勝とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の同時達成という目標はそのままに、中村GMは「世代交代を考えて欲しい」とリクエストしたという。
大槻監督の初陣は6月1日のリーグ第14節・川崎フロンターレ戦。この日のトレーニングを含めて3日間をすべて非公開として臨む浦和は、立ち直った姿を見せられるだろうか。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)