アジア市場に着目のエスパニョール、日本代表MF柴崎&乾に興味と現地メディア報道
リーガ初の中国人選手ウー・レイの活躍でアジア市場の経済的なメリットを追求
リーガ・エスパニョーラは2018-19シーズンが終了し、早くも新シーズンに向けての補強動向が主な話題となっている。今後の注目選手となっているのが、日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)とMF乾貴士(アラベス)だ。それぞれ新シーズンの所属先が注目されるなかで、スペインメディア「エル・デスマルケ」によると、エスパニョールが興味を示す可能性があると伝えている。
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エスパニョールは惜しくもUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権に届かなかったものの、今季リーグ戦7位に入る健闘ぶりを見せた。それとともに注目を集めたのが、リーガ・エスパニョーラで初の中国人選手となったFWウー・レイの存在だった。16試合出場で3ゴールを奪い、戦力としてしっかりと役割を果たした。
なおかつ「アジア市場での鉱脈を発掘した」とのことで、経済的なメリットも考えており、2人目の中国人選手の獲得を狙っているとも言われている。そこで東アジア圏まで範囲を広げれば、日本への興味に広がるのではないかと見られ、柴崎と乾への注目度も上がっているという。
「狙いとしてはスポーツ面でのメリットを模索するとともに、東アジアでの市場開拓のため、新たな戦略を開始できる」
記事ではこのように記すとともに、2人の置かれている状況についても説明。乾については現在期限付き移籍中のアラベスが、買い取りオプションを行使せずベティスに戻るだろうと指摘。乾の報酬面が課題となるが、“安価での獲得”ができると見立てている。
一方、柴崎の場合はヘタフェで公式戦9試合に終わったこと、そしてヘタフェがEL出場権を獲得したので、リーガとスペイン国王杯の3大会を戦うためのローテーション要員になると分析。ただ、その微妙な立ち位置を踏まえると、ヘタフェからの退団もあり得るとしている。
バルセロナを本拠とするエスパニョールは、かつて元日本代表MF中村俊輔(現ジュビロ磐田)や同FW西澤明訓といった日本人選手が所属した過去がある。青と白のユニフォームにいずれかが、それとも2人とも袖を通す日が来るのか――。進展があれば注目を浴びそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)