不動の2人を失ったミラン、アタランタ戦先発復帰へ本田に千載一遇のチャンス到来!
チームの危機的状況
ACミランの日本代表MF本田圭佑が、離脱者続出などによって7日の本拠地アタランタ戦で7試合ぶりに先発復帰を果たす可能性が急浮上している。
本田は前節ラツィオ戦まで4試合連続で試合終了間際の顔見せ程度の出場機会となっている。4-3-3システムの左ウイングで不動のレギュラーとなっているイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラは、3-1で勝利したラツィオ戦で警告を受けてアタランタ戦は出場停止に。さらに、ミランは、イタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチが左足負傷によって離脱することを「ローマで検査を受け、左の大腿直筋の肉離れと分かった。イタリア代表MFは10日後に再検査を受ける予定です」と発表した。
今季ローマから完全移籍で加入したミラン中盤のキーマン、ベルトラッチはラツィオ戦で移籍後初得点を決めたばかりだった。だが、その試合の前半34分に負傷で交代。そして、長期離脱が決まった。
ボナベントゥーラも不在となる中、終盤の守備固めとして“クローザー”的な役割を任されてきた本田が、9月27日のジェノア戦以来となる先発のチャンスが浮上している。
1年以上ゴールから遠ざかっている背番号「10」はクラブ批判などピッチ外で話題を提供。「マーケティングマン」「パンキナート(ベンチ要員)」と有り難くない異名をイタリアメディアから与えられている本田だが、中盤の核となってきた2人を失うチームの危機的状況で、ついに名誉挽回のチャンスをつかむことができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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