クロップは「最高の監督」 不遇を味わった元リバプールFWがかつての恩師を絶賛
リバプールでは活躍しきれなかったベンテケだが、キャリアの中で“最高のボス”と言及
かつてリバプールでプレーしたクリスタル・パレスのベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケは、現在“レッズ”を率いるユルゲン・クロップ監督について、「一緒にやったなかで最高の監督」だったと語っている。英紙「デイリー・スター」が伝えた。
ベンテケは身長190センチと恵まれた体格を生かし、屈強なDFの揃うプレミアリーグでも得点を量産。アキレス腱断裂の重傷を負い、半年以上の欠場があったにもかかわらず、アストン・ビラでの3シーズンではすべて2桁得点を記録し、公式戦通算49得点を挙げた。
そして2015年、アストン・ビラから移籍金3250万ポンド(約63億円)で当時ブレンダン・ロジャース氏が指揮していたリバプールに新エース候補として加入。しかし、わずか3カ月でロジャース氏は解任となり、スピーディーな攻撃と球際に強い選手を求めていたクロップ監督の戦法にベンテケはフィットせず。公式戦10ゴールを記録したが、翌年夏にはクリスタル・パレスへ移籍することになった。
そんな不遇を味わったにもかかわらず、ベンテケはベルギー紙「HLN」のインタビューで、クロップ監督がキャリアのなかで最高の“ボス”だったと述べている。
「あまりプレーはできなかったが、クロップは今でも、僕が一緒にやったなかで最高の監督だ。彼は前線で速い選手を求めていたので、彼の決断は理解していた」
クリスタル・パレスでは過去2シーズンでリーグ戦4ゴールしか挙げられておらず、退団の噂も浮上しているが、去就について思いを明かした。
「イングランドでは良いスタートだったので、同じように終わりを迎えたい。泥棒のように逃げたくはない。昨季は膝を怪我して痛みを抱えたままプレーした。今季はまだ一度も100パーセントだと感じたことはない。クリスタル・パレスに残りたい。イングランドに残りたい」
28歳となったストライカーは、クロップ監督とは別々の道で輝きを取り戻せるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)