レアル会長、主将S・ラモスの中国移籍要求を衝撃告白 移籍金ゼロの条件を迷わず却下
中国クラブから高額オファーを受け、フリートランスファーでの退団申し出を一蹴
スペインの強豪レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、スペインのラジオ局「オンダ・セロ」の番組内で主将のスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが移籍金なしでの中国移籍を求めたことを明らかにして衝撃が走った。スペイン紙「AS」や「マルカ」といった有力紙が一斉にレポートしている。
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番組内でペレス会長は、セルヒオ・ラモスが代理人を伴って事務所を訪れ、中国のクラブから高額オファー受けたとし、中国クラブがリーグ規定により移籍金を支払えないことからフリートランスファーでの退団を求めたことを明らかにした。
ペレス会長は当然ながら、この申し出を却下したという。しかし、シーズン中に2度の監督交代を行い、首位バルセロナから勝ち点19差の3位でリーグ戦を終える近年まれに見る低調なシーズンを送ったレアルには、衝撃の一幕となった。
「AS」紙は、すでに今年3月の時点からセルヒオ・ラモスとペレス会長の関係が悪化し、ロッカールームでは口論になっていたと言及。また、「マルカ」紙はペレス会長がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でアヤックス(オランダ)に敗れてベスト16で姿を消した要因がラモスにあると話している状況について、ラモスはうんざりしていて関係は破綻していると報じた。
ラモスにオファーを投じた中国クラブの詳細は明らかになっていないが、今オフには主力の売却で2億ユーロ(約245億円)の移籍金を入手するところから補強戦略をスタートするとも言われているレアルだけに、フリー移籍でラモスを手放すことは容認できないだろう。
しかしながら、チームの立て直しに向けて会長と主将の間で関係が壊れていることは、大きな影響を与えそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)