クロップ監督がドルトムントの教え子獲得報道に反論 「みんな気が短い」

現有戦力の強化が先決

 リバプールのユルゲン・クロップ監督は、就任後加熱するかつての教え子たちの獲得報道に反論。「イングランドの人はみんな気が短い」と一刀両断した。英地元紙「テレグラフ」が報じた。

 監督就任直後から、英地元メディアではドルトムント時代の教え子である選手たちを獲得するのではと報道されてきた。FWピエール・エメリク=オーバメヤン、MFイルカイ・ギュンドアン、DFマッツ・フンメルス、ネヴェン・スボティッチなど次々に名前が取り沙汰されてきたが、本人はこうしたうわさの数々をきっぱりと否定。チームの強化は現有戦力の中から行うと自身のプランを明かした。

「イングランドの人は本当はとても気が短い。私には信じられないよ。とてもむずかしい状況だ。私はここに来てまだ3週間だよ。みんな私に『あなたが欲しいのはこの選手、この選手、この選手』と言ってくる。しかし、変化というのはチームにいる選手とともに行うものだ。自分の妻との間に問題を抱えた時のようなもので、毎日、毎日変えていく訳にはいかないだろう」

 ドルトムント時代には、まだ無名に近かった日本代表MF香川真司や、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェを自らの手腕でトップレベルの選手に育て上げた。リバプールでも資金力に頼った補強ではなく、チームの底上げに努める考えのようだ。

 

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