U-20日本代表FW宮代&田川は「2人のスナイパー」 殊勲の2トップを開催国紙が称賛
メキシコ戦でチームの全得点を挙げた2人の活躍で「中央アメリカのチームを破壊した」
U-20日本代表は現地時間26日、U-20ワールドカップ(W杯)第2戦でU-20メキシコ代表相手に3-0と快勝した。開催地ポーランドのメディアはメキシコの敗戦を大々的に伝えながら、「2人のスナイパーが中央アメリカのチームを破壊した」と日本を称賛した。
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初戦のエクアドル戦を1-1と引き分けた日本は、今大会初勝利をかけてメキシコと対戦。開始早々のピンチをしのぐと、前半21分にMF藤本寛也(東京ヴェルディ)のパスに走り込んだFW宮代大聖(川崎フロンターレ)が左足を振り抜いて先制点を挙げた。後半7分には右CKからFW田川亨介(FC東京)がヘディングで追加点を奪い、さらに同32分にも田川のスルーパスに宮代が抜け出して3点目を奪った。3-0で勝利した日本は勝ち点4とし、決勝トーナメント進出に向けて前進した。
試合翌日のポーランド地元紙「PRZEGLAD SPORTOWY」では、「死のグループと見なされていたなかで、メキシコは数日間の戦いの後の最大の失望を認めなければならない」とメキシコの敗戦を大々的に掲載。「二つのライバルが簡単に繊細なウイングマンを排除する方法を見つけた」と記し、イタリアと日本が「トーナメントのスターFWディエゴ・ライネス」を抑えたと伝えている。
また、「最も成功したのは宮代大聖を擁する日本だった」と日本の勝利についても言及。ゴールでチームを勝利に導いた2人のFW(宮代、田川)を称賛している。
「田川亨介はヘディングで違いをもたらし、彼らはより危険な状況を作り出した。また宮代は田川のパスからゴールを奪い、2人のスナイパーが中央アメリカのチームを破壊した。メキシコに敗北を宣告した日本は、彼らの冒険が3試合で終わらないことをほぼ確実にできただろう」
メキシコ戦で輝きを放った2人。ゴールでチームをさらなる高みへ導きたいところだ。
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。