3連勝のミランを地元紙が絶賛 ラツィオ戦の本田FKには「ひどかった」
チェルチを躍進の立役者と称賛
ガゼッタ紙のほか、「コリエレ・デロ・スポルト」紙、「トゥット・スポルト」紙でも、この勝利の立役者として右ウイングで先発したFWアレッシオ・チェルチが高く評価されている。ガゼッタ紙は「6.5点。イタリアで一番ブーイングを受けていたが、試合を正しい方向へ向けるエピソードの中にいた。右足でストップし、左足で打ったシュートがポストに当たったのは美しいプレーだった」と評価。最高点はボナベントゥーラの7.5点だった。
一方で、コリエレ紙とトゥットスポルト紙はどちらもチェルチをチーム内での最高選手と評価している。
「7.5点。元トリノの選手は爆発的に活躍し出した。最低2回、ゴールも決めそうだった。ベルトラッチに良いチャンスを作った。4回連続スタメンだった」(コリエレ紙)
「8点。4試合連続スタメン。それが、ミランがどうして成功しているのかの理由。ミハイロビッチに、称賛されるようなプレーで恩返しした。ゴールに絡み、角度のないところからシュートしてポストに当てた。敵の頭痛の種になった」(トゥットスポルト紙)
本田は4-3-3システムでは、チェルチと右ウイングの座を争うと見られているが、そのライバルがスタメン起用され始めたトリノ戦からミランは3勝1分と結果を残している。この日のチェルチも高評価で、本田にとって状況は厳しい。次節はボナベントゥーラが出場停止となるが、そこでなんとかアピールの場を得たいところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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