柴崎所属ヘタフェ、来季EL出場へ補強推進 “マドリード育ち”のベテランMF2人獲得か
複数大会を戦うために戦力増強へ 同ポジションの柴崎にとっては逆風に
日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェは、今シーズンのリーガ・エスパニョーラで5位に食い込み、来シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を手に入れた。ホセ・ボルダラス監督率いるチームは陣容を補強する狙いもある模様で、スペイン紙「AS」によると、ベテランのセンターハーフ2人が獲得候補に挙がっているのだという。
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ヘタフェが狙いをつけているのは、ラージョ・バジェカーノのMFマリオ・スアレスとインテル所属のMFボルハ・バレロだ。
マリオ・スアレスはアトレチコ・マドリードの下部組織を経てトップチームに昇格後、リーガ各クラブを渡り歩き、2010年から2015年にかけてはアトレチコに復帰。バイプレーヤーとして2012-13シーズンのEL優勝、2013-14シーズンのリーガ優勝を経験した。その後国外クラブを経てリーガに復帰している。マリオ・スアレスはマドリードが地元ということもあり、マドリード市内にほど近いヘタフェは「魅力的な新天地」としている。
一方のボルハはレアル・マドリードの下部組織出身者で、マジョルカやビジャレアルなどを渡り歩いたのちに2012年にフィオレンティーナへと移籍。セリエAの水になじんだこともあり、2017年からはインテルに所属している。
イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」によれば、ボルハはスペインに戻ることを希望しており、他国クラブからのオファーも断っている状況だという。
中盤センターの選手を2人獲得するとなれば、移籍の可能性が取り沙汰されている同ポジションの柴崎は難しい立場となる。コパ・アメリカで存在感を発揮して、自らの境遇を一気に好転させることはできるか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)