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躍動する日本人選手 1得点1アシストの清武、ハットトリックヒーロー武藤がMOM受賞
リーグ公式サイトが選出
ハノーバーに所属する日本代表MF清武弘嗣が1日のハンブルガーSV戦でPKによる1得点と、MFサネの決勝ゴールをアシストする大活躍で、ブンデスリーガ公式サイト選出のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出された。清武は決勝点をアシストした10月3日のブレーメン戦以来、今季2度目の受賞となった。また今節では、ハットトリックを決めたマインツFW武藤嘉紀もMOMに選出されており、日本代表選手がそろって高い評価を受けた。
試合は前半早々の6分、MFグレゴリッシュに決められてハンブルガーSVに先制を許す。だが、ハノーバーは1点ビハインドで迎えた後半14分、MFベックが獲得したPKを清武がゴール右へ冷静に決めて同点。さらに後半22分、右サイドでパスを受けると、左足で中央へクロスを送った。これをMFサネが頭で合わせると、シュートは左ポストをたたいてゴールイン。清武の1得点1アシストでハノーバーが2-1と逆転勝利を収めた。
開幕7戦未勝利と苦しんだハノーバーだったが、ここ4試合は3勝1敗と調子を上げ、14位まで浮上した。そのチームで今季から背番号「10」を背負う清武は、6月の日本代表合宿で右足中足骨を骨折した影響で序盤の3試合を欠場。しかし、復帰後は8試合で2得点4アシストと、攻撃の中心を担う。自身のブンデス100試合出場となった9月26日のヴォルフスブルク戦では、芸術的なボレーシュートを決めるなど、ゴールでの貢献も目立ってきた。
トップ下で輝く清武は、日本代表でも「自分が一番輝ける場所」と断言する、そのポジションでのレギュラー奪取を夢見ている。代表では香川真司(ドルトムント)という巨大な壁が存在するが、清武も2季目となるハノーバーで躍動し、着実に成長の跡を残している。現在の調子を維持すれば、代表のレギュラーポジションも見えてくるはずだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images