バースデーゴール2発のU-20日本代表FW宮代、ストライカーとして覗かせた“自覚”
スタメン起用されたU-20W杯メキシコ戦、2得点を挙げて自らの19歳の誕生日を祝う
U-20日本代表は現地時間26日、ポーランドで行われているU-20ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でU-20メキシコ代表と対戦し、3-0で快勝した。試合当日が19歳の誕生日だったFW宮代大聖(川崎フロンターレ)は、二つのバースデーゴールを挙げて勝利に大きく貢献。「今後につながる得点になった」と喜びを表現した。
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“川崎の大砲”がついに火を吹いた。初戦のエクアドル戦(1-1)は後半からの途中出場となったが、メキシコ戦では2トップの一角としてスタメン起用。「絶対に結果を出してやろうという思いが強かったし、チームの勝利に貢献したいという思いも強かった。ハードワークしてしっかり結果を出そうと思って試合に入った」と、序盤から精力的なプレーを披露していく。
そんな宮代に大きな一発が生まれたのは、前半21分だった。相手のクリアボールにMF藤本寛也(東京ヴェルディ)が反応すると、前線へワンタッチでパス。これに抜け出した宮代がダイレクトで左足を合わせ、ゴール右へ流し込んだ。
「空中のボールを(田川)亨介くん(FC東京)がいい形で競ってくれて、その背後をずっと狙っていた。ああいうシーンでファーストシュートを決め切れたのは良かった」
そう振り返った宮代は、2-0で迎えた後半32分には「亨介くんと良い距離感を保てて、あそこのパス交換で1対1を冷静に決め切れた」と、思い切りのいい右足のシュートで2点目を奪取。「誕生日に得点できたことは非常に嬉しい」と19歳の誕生日当日にバースデーゴールを奪って見せた。
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。