ミラン本田、次節先発復帰のチャンス ライバル出場停止で3トップに空席
ニアングの起用や2トップ採用の可能性も
一方で、新たなライバルとして浮上する可能性を秘めているのが、FWエムベィエ・ニアングだ。また、2トップシステムへの変更もシニシャ・ミハイロビッチ監督が考慮している可能性がある。試合後に指揮官は、衛星放送局「スカイ・スポーツ」のインタビューに応え、次のように話している。
「1トップでプレーするか、2トップにするかはどちらでも問題ない。ケガ人が出てきている状況の中で、ニアングが合流してくれることを願っているよ。来週は、ボナベントゥーラを欠いた状態で試合がスタートする。我々が、どれだけ成熟してきたかをテストされるんだ」
プレシーズンに右足第五中足骨を骨折してリハビリをしていた20歳のフランス人FWニアングの合流を、ミハイロビッチ監督は心待ちにしているようだ。また、スポーツヘルニアで離脱中のFWマリオ・バロテッリを含めたFW陣の枚数が揃ってきたら、4-4-2システムへの変更も示唆していた。その場合は、本田起用の優先順位は下がってしまう。ミランの背番号10を背負う男は、同ポジションのライバルだけでなく、システム変更とも戦う必要が出てきている。
7試合ぶりのスタメン出場のチャンスを得るためにも、本田にとってこの1週間のトレーニングにおけるアピールは非常に重要なものになるはずだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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