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海を渡った玉野光南の選手権決定ミラクル弾 欧州メディアが「年間ベストゴール」と大絶賛
高校選手権岡山県大会決勝で生まれた伝説
全国高校サッカー選手権の岡山県予選決勝戦の玉野光南対作陽の一戦で生まれたゴールが、海を渡った海外で話題となっている。欧州最大のスポーツ専門放送局「ユーロスポーツ」が、日本の高校サッカーで生まれた得点を「今シーズンのベストゴールの一つ」と報じた。
12月30日に開幕する全国高校サッカー選手権大会の岡山代表を決める重要な一戦で、見ている人すべての度肝を抜くようなスーパーゴールが生まれた。両者譲らず、延長戦にもつれたこの一戦。1-1で迎えた延長後半アディショナルタイムだった。玉野光南のGK粟尾純平が前線にロングキックを送ると、この試合同点ゴールを決めていたFW片山知紀、そしてFW新地猛がヘディングで前線へつなぐ。FW土居晃貴は、このボールをゴールに背を向けた状態で胸トラップ。そこから右足でボールを浮かせてマーカーをかわすと、振り向きざまにロングボレーシュート。ボールは、作陽GKの頭上を抜いてネットを揺らした。驚くべきことに、GKのキックからボールは一度も地面に落ちることなく、フィニッシュまで到達した。
ユーロスポーツではこの劇的な一撃を「日本の高校生チームが、シーズンベストゴール候補の得点を決めた」と特集で紹介。「信じられない出来事。間違いなく今年最高のゴール」と大絶賛した。
この得点が決勝ゴールとなり、玉野光南は2-1で2年ぶり8回目の全国大会出場を決めた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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