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バルサ、国王杯決勝に敗れ国内2冠逃す タイトル防衛失敗もバルベルデ監督は続投に意欲
バレンシアに1-2敗戦も…「状況を良い方向に持っていきたい」と指揮官
バルセロナは現地時間25日、スペイン国王杯決勝でバレンシアと対戦。同大会史上初となる5連覇を目指したが、1-2の敗戦でタイトルを逃した。バレンシアが11年ぶりの国内タイトル獲得に沸く一方で、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に続くタイトル獲得失敗となったバルサのエルネスト・バルベルデ監督だが、スペイン紙「マルカ」によると来季以降の指揮について意欲を見せたという。
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試合はマルセリーノ・ガルシア・トラル監督率いるバレンシアのカウンターが炸裂する形に。前半21分に左サイド裏のスペースを突いたスペイン代表MFロドリゴの折り返しを、フランス代表FWケビン・ガメイロが決めて先制点をゲット。同33分にはロドリゴが追加点をゲットし、2-0とバレンシアが優位な状況で前半を折り返した。
バルサは後半28分にCKからのこぼれ球をアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが詰めて1点差としたが、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが怪我で欠場したこともあってあと1点が届かず、2年連続2冠の夢がついえた。
「彼らのカウンターアタックは適切で、とても効果的だった。一方で我々は敵陣に入ってペナルティーボックス周辺にすぐ入り込めたが、フィニッシュの局面での爆発力を欠いた」
バルベルデ監督は試合後、このように振り返っている。指揮官は「リーガ・エスパニョーラのタイトルを祝うことはできる」とも話したものの、CL準決勝リバプール戦の大逆転負けに続き、国王杯のタイトルも防衛できなかった。攻撃の局面も最後はメッシ頼みのシーンが増えており、内容としては決して良いとは言えない。
しかし指揮官は「指導者として、常に状況を良い方向に持っていきたいと思っている」と、来季以降もカンプノウでの指揮に意欲を見せている。采配に猜疑の目が向けられつつあるバルベルデ監督は、リーグタイトルの“1冠だけ”に終わった今季の反省を生かして、新シーズンを迎えることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)