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名将リッピが中国代表監督に復帰 契約期間は1年間…「目標はW杯出場」と明かす
アジアカップ後に退任も再度就任 最終予選進出なら契約延長へ
中国サッカー協会は、6月のインターナショナル・マッチウィークを前に中国代表監督にマルチェロ・リッピ氏が復帰することを発表した。リッピ氏は衛星放送「スカイ・イタリア」に対し、その契約がまずは1年間であること、そして目標がワールドカップ(W杯)予選の突破だと明言した。
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中国代表は1月のアジアカップを終えた後、監督を努めていたリッピ氏が退任した。後任には国内リーグの広州恒大を率いる元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ監督が、代表チームとの兼任という形で就任。しかし、その道のりは3月のインターナショナル・マッチウィークのみで頓挫していた。
結局、リッピ氏が中国代表の指揮官に再度就任することになっている。ユベントスの監督としてクラブの世界一、イタリア代表監督としてW杯を制している名将は、その契約についてこう話した。
「目標はW杯に出場することだ。しかし、アジア予選は少し複雑なものになっている。私たちは1年間の契約で合意している。それは、予選の最初の段階を突破しなければならないからだ」
リッピ氏はこう語り、仮に中国が最終予選を前に敗退すればそのまま退任、最終予選まで残れば契約延長という流れで中国協会と合意していることを示唆した。今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)での中国勢は広州恒大と上海上港の2チームが決勝トーナメント進出を果たしているが、例えば浦和レッズと北京国安の対戦では北京のサッカーが完全に外国人選手頼りだったことも指摘されている。
そうした意味では、いかに中国人選手のみの構成でW杯予選を突破するだけのチーム力を築けるかが、名将に課されたタスクとなる。32チームでの開催が発表され、アジアの出場枠拡大は実現しなかったカタールW杯予選において、中国はどのような存在感を示すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)