仙台FWロペスがファウル直後に感情爆発 清水DFを突き飛ばし退場処分に会場騒然
清水FWドウグラスへのファウル、同DF二見への突き飛ばし行為で連続イエローカード
ベガルタ仙台は25日のJ1第13節で清水エスパルスと対戦し、敵地で3-4と逆転負けを喫した。後半アディショナルタイムにはブラジル人FWハモン・ロペスがファウルを犯し、直後に相手DFを突き飛ばす行為で退場となる場面が起きている。
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試合は打ち合いの様相を呈した。開始2分、仙台MF松下佳貴が先制ゴールを叩き込むも、直後の同5分に清水FWドウグラスが同点弾。同20分、清水FW北川航也に逆転ゴールを決められたが、同37分には仙台FW吉尾海夏がゴールを決めて2-2の振り出しに戻した。前半終了間際に清水DFエウシーニョに決められて再びリードを許した仙台だが、後半14分にFW長沢駿が意地の同点弾をねじ込んだ。
そんな白熱の攻防のなかで迎えた後半44分、清水FWドウグラスに決勝ゴールを奪われて勝負あり。敗れた仙台は暫定17位に順位を下げ、26日に試合を控えるサガン鳥栖の結果次第では最下位転落という苦境に立つ。
この試合で仙台に追い打ちをかける出来事が起きた。後半アディショナルタイム3分、相手ゴール前に攻め込んだなか、こぼれ球に反応したFWロペスが清水FWドウグラスを蹴ってファウル判定。この危険なプレーに対して清水DF二見宏志が詰め寄ると、ヒートアップしたロペスが二見を突き飛ばし、ピッチに倒した。
一連の流れを見ていた家本政明主審は、ドウグラスへのプレーと二見への対応にそれぞれイエローカードを提示。その結果、ロペスは退場処分となり、次節も出場停止となった。ロペスの退場を巡って会場は一時騒然となったが、しばらくして鎮静化している。仙台にとっては、黒星を喫したうえにアタッカーが次節出場停止となる二重苦になってしまった。