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バイエルンがイングランドの若きエースを狙う? スカウトを派遣と英紙報じる
ケイン獲得は2大エース流出に備えた動きか
ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンが、イングランド代表の若きエースFWハリー・ケインの獲得に向けて、スカウトを派遣して視察を行っていると英地元紙「サン」が報じている。
リポートによれば、ブンデスリーガ3連覇中のバイエルンは、過去3度にわたってスカウトをイングランドに派遣。来夏のケイン獲得に向けて、積極的な視察を行っているという。トットナムでプレーするケインは昨季、センターフォワードの3番手から一気にエースの座をつかみ取り、公式戦で31ゴールを挙げて大ブレークを果たした。イングランド代表にもデビューし、名門マンチェスター・ユナイテッドへの移籍もウワサされた。
最終的にはトットナムに忠誠を誓い、残留を決断。今季は序盤戦からゴール欠乏症に悩まされ、2年目のジンクスかと心配もされたが、25日のボーンマス戦でハットトリックを達成し、復活の糸口をつかんだ。
バイエルンには現在、ゴール量産中のポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、得点を決めれば43連勝中という常勝神話を持つドイツ代表FWトーマス・ミュラーという2人の絶対的なストライカーがいる。しかし、レバンドフスキにはレアル・マドリードやバルセロナといったスペインの名門が、ミュラーに対してはユナイテッドが獲得に興味を示しているとの報道もある。ケインへの関心は、彼らの退団という不測の事態に備えた動きとも言えそうだ。
世界各国のスター選手をずらりとそろえ、かつては「FCハリウッド」とも呼ばれたバイエルン。次なるターゲットは、イングランドの将来を担うと期待されるストライカーになるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images