U-20日本代表DF鈴木冬一、W杯メキシコ戦でエース警戒 「日本人ではなかなかいない」
昨年A代表デビューのFWライネスを封じる鍵は? 「負け腰になるつもりはない」
そんな鈴木が最も警戒を強めているのが、メキシコ代表の18歳FWディエゴ・ライネス(ベティス)だ。昨夏にA代表デビューを果たし、今年の1月にはリーガ・エスパニョーラのベティスへ移籍。すでにリーガで得点も挙げており、今大会屈指のタレントとして注目されている逸材に対し、サイドで対峙する可能性のある鈴木はエース封じのポイントを説いた。
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「(ライネスが)スペインに移籍してからプレーはちょこちょこ見ていたりするし、ああいう選手とやりたいなという気持ちの方が強い。日本人の選手ではなかなかいないタイプだと思う。止めるのは相当難しくなると思うけど、とはいえ負け腰になるつもりはない。今までやってきたことをそのまま出すだけ。そこは自分に自信を持って戦いたいです。とりあえず粘り強く、飛び込まない。粘り強さが勝利の鍵になると思っています」
湘南で大きく成長を遂げている男は、相手のエースFWという大きなミッションに挑むことになるのか。決戦の日まであとわずか。鈴木は「自分のいつもの力を出せるような準備をしていく」ことで、その時を待つ。
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。