U-20日本代表DF鈴木冬一、W杯メキシコ戦でエース警戒 「日本人ではなかなかいない」
湘南DF鈴木、U-20W杯メキシコ戦に向けて闘志 「歴史に残る成績を残したい」
初戦のU-20エクアドル戦で引き分けたU-20日本代表は、26日の第2戦でU-20メキシコ代表と対戦する。強敵との一戦が迫るなか、DF鈴木冬一(湘南ベルマーレ)は、相手のエースFW封じに「止めるのは相当難しくなるけど、負け腰になるつもりはない」と語りつつ、「歴史に残るような成績を残したい」と今大会での成功に意欲を燃やした。
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U-20日本代表は初戦のエクアドル戦を1-1のドローで終え、グループリーグ突破へ貴重な勝ち点1を手にした。一方、同グループのイタリアとメキシコの一戦は、拮抗した展開のなかで後半に勝ち越し弾を奪ったイタリアが勝利。次戦で戦うメキシコは最下位という状況で日本戦を迎える。
今季、長崎総合科学大学附属高から湘南に加入した鈴木は、右のウイングバック(WB)を中心に多くのポジションを経験。U-20日本代表にはこれまでほとんど呼ばれる機会はなかったが、「こうやって湘南ベルマーレで試合に出させてもらって、それを表現できたからこその結果としてU-20日本代表に選ばれたと思う」とギリギリでメンバー入りを果たし、今大会の切符を手にした。
初戦のエクアドル戦では出場機会を得ることはなかったが、「少しでもチームのためにという思いでやっていたので、ちょっとはチームを盛り上げたり、みんなのメンタルを支えることはできたと思う」と笑顔を見せた鈴木。一方で、第2戦に向けて「次の試合に出れば僕にとっての初戦になる。緊張は多少あると思うが、それに負けないようないつも通りのプレーができればチームに貢献できると思う」と意欲を燃やしている。
林 遼平
はやし・りょうへい/1987年、埼玉県生まれ。東日本大震災を機に「あとで後悔するならやりたいことはやっておこう」と、憧れだったロンドンへ語学留学。2012年のロンドン五輪を現地で観戦したことで、よりスポーツの奥深さにハマることになった。帰国後、サッカー専門新聞『EL GOLAZO』の川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ担当を歴任。現在はフリーランスとして『Number Web』や『GOAL』などに寄稿している。