川島永嗣が見る「日本代表GK事情」 先輩の引退に覚えた喪失感とスタイルの変化
その背中を追い続けてきた川口と楢﨑の引退に涙 「どこを追いかけたらいいのか…」
2018年、元日本代表GK川口能活が現役引退。そのライバルとしてしのぎを削ってきた元日本代表GK楢﨑正剛も今年1月に引退を発表と、長年日本のGK界を牽引してきた2人が相次いでグローブを置いた。川島は2人の引退の知らせに、「泣いた」と明かす。
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「僕からしてみたら、背中を追いかけてきた人が2人やめたら、どこを追いかけたらいいのか……」
川島は、川口と楢﨑という偉大な先輩への思いを熱く語る。
「お手本にしたり、参考にしていた人たちのプレーがこれ以上見られないと思ったら、寂しいです。そうやって長くやっている人たちのプレーは、本当にこだわりにこだわったうえの作品。だから長くできるわけだし、ここまで人を感動させられる。日々の生活の中で、本当に感動させられること、心の底から感動したり驚かされることは、実はそんなにないと思うんです。人の心をそれほど動かしてきたその人たちのプレーがもう見られなくなる、という寂しさがありました」
2人の背中を見て、追いつけ追い越せと精進してきた川島は、2010年の南アフリカW杯から3大会連続で日本のゴールを守り続けた。そして、彼のあとに続く後進には、東口順昭(ガンバ大阪/33歳)、権田修一(ポルティモネンセ/30歳)、シュミット・ダニエル(ベガルタ仙台/27歳)、中村航輔(柏レイソル/24歳)、大迫敬介(サンフレッチェ広島/19歳)らがいる。
「日本代表のGKのスタイルには、監督が何を新しいキーパーに求めているか、というのもあると思います。ただ、ゴンちゃん(権田)とは一緒に練習をしたことがあって、シュミットとは一回やっただけなのでそこまで分からないですけど、今、代表にいるキーパーがそこまで新しいスタイルか、というとそういう感じはしないです」
ただ、川島も“変化”は確実に感じているという。
「自分が日本にいた時のプレースタイルと、今のGKのプレースタイルは確実に違うと思います。前に出て行くタイミングとか、勢いとかも少なからず変わっていますね。サッカーのプレースタイルの変遷に応じての変化もあると思います。あと今は(Jリーグに)外国人GKもいて、それがお手本になったりするのもあると思いますし、外側から見ていると、成長していると思います」
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