才能を証明する「108億円の神童」 マンU指揮官はベストな起用法をいまだ模索中

公式戦12戦5得点と結果を残すマルシアル

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、今夏の移籍マーケット最終日に電撃的に獲得した19歳のFWアンソニー・マルシアルのベストポジションは「どこがベストか分からない」と、判断しかねているという。英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」が報じている。
 
 今夏、移籍金総額108億円という破格の金額で赤い悪魔の一員となったマルシアルは、プレミアリーグデビューとなった9月12日のリバプール戦でいきなりゴールを決めると、続く20日のサウサンプトン戦でも2得点。ここまで公式戦12試合出場5得点と、すぐにチームに適応した。
 抜群のスピードとドリブル、得点力を備えるマルシアルだが、ここまではセンターフォワードと左ウイングでの併用が続く。指揮官も、この超新星のベストポジションについてはまだ模索中であることを認めている。
 
「(マルシアルのベストポジションは)まだ分からない。なぜなら、彼はモナコでは左のウイングでプレーしていた。監督としては、チームに最適のバランスを見つけなくてはいけない。それは単純なものではないんだ。毎週、試合のプランや対戦相手に応じて決めなければいけない。我々は彼をセンターフォワードで起用してきた。彼にとっても初めてのことではない。しかし、モナコではいつも左ウイングだった」

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