バイエルン、サネ獲得へ97億円オファー準備 マンCは売却額を125億円に設定か
両者の想定する金額に開き マンCの出方次第では劣勢に立たされるか
マンチェスター・シティに所属するドイツ代表FWレロイ・サネの獲得に向け、バイエルンがいよいよ最初のオファーを出す準備をしているようだ。英紙「ガーディアン」は同クラブがおよそ7000万ポンド(約97億円)を用意していると伝えているが、この金額で取引が成立するかどうかは微妙なところだ。
以前からサネへの興味が伝えられてきたバイエルンだが、ウリ・ヘーネス会長は現地時間23日、「南ドイツ新聞」に対して「我々はその人物の件で取り組んでいる」とコメント。サネの獲得に関心があることを公にしていた。
ドイツ誌「シュポルト・ビルト」によれば、ヘーネス会長は今夏の補強資金を総額2億ユーロ(約245億円)と内部で定めており、同クラブはすでにフランス代表DFベンジャマン・パバール(3500万ユーロ/約43億円)、同DFリュカ・エルナンデス(8000万ユーロ/約98億円)、ドイツ人FWヤン=フィーテ・アルプ(300万ユーロ/約3億7000万円)との契約をまとめている。
同誌によると、バイエルンがサネ獲得に出せる金額は最大で8000万ユーロ(約98億円)。しかし英紙「デイリー・メール」は、シティがサネの市場価格を9000万ポンド(約125億円)と考えていると報じており、両者が望む金額には開きがある。シティ側が9000万ポンドという額で譲らなければ、バイエルンは“駆け引き”において難しい状況に立たされるだろう。
2016年にシャルケからイングランドへ渡ったサネだが、現在はシティでの序列が3番手となっており、ドイツ復帰を望んでいるとも言われている。一方のバイエルン側では、ポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキが「サネは素晴らしいクオリティーとポテンシャルを持った素晴らしい選手。こういう選手なら最初の試合から即戦力となり、チーム力を高めてくれる」と、早くも歓迎のコメントを口にしている。
ただし、ジョゼップ・グアルディオラ監督はサネを必要としているとも述べており、バイエルンの言い値ですんなり同選手を手放すかは疑問だ。サネを巡る“ポーカー”は第2、第3ラウンドへと発展していくことになるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)