U-20日本代表、南米王者エクアドルと1-1ドロー W杯“死の組”初戦で貴重な勝ち点1を獲得
前半終了間際にオウンゴールで失点も、後半に山田が同点ゴール
U-20日本代表は現地時間23日、ポーランドで開幕したU-20ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦で南米王者のU-20エクアドル代表と対戦。前半にオウンゴールで失点するも、後半にMF山田康太(横浜F・マリノス)がゴールを決めて、1-1の引き分けスタートとなった。
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ブィドゴシュチュ・スタジアムでの大会初戦でU-20南米選手権を制した実力国との一戦を迎えたなか、影山雅永監督は主将のMF齊藤未月(湘南ベルマーレ)をはじめMF郷家友太(ヴィッセル神戸)やMF斉藤光毅(横浜FC)、FW田川亨介(FC東京)らをスタメンで起用。メキシコとイタリアも同居する“死の組”突破に向けて、ハードワークを基盤に、気持ちを前面に押し出す“影山サッカー”で世界の舞台に挑む。
ゲーム序盤は積極的な守備で相手の出足を食い止めていた日本だが、徐々にエクアドルがボール保持率を高めると、自陣で守備ブロックを作りながらカウンターを狙う展開となっていく。最初にチャンスを訪れたのは前半22分、日本の前線へのパスを相手DFがヘディングでクリアしようとするも空振り。これを斉藤光が見逃さずに抜け出し、ペナルティーエリア内で相手GKと1対1になりシュートを放つが、ボールはカバーに入った相手DFにクリアされた。
その後も自陣に押し込まれ、耐え忍ぶ時間が続く日本。同35分には日本のクリアボールがU-20南米選手権で得点王に輝いたFWレオナルド・カンパーナの足もとに転がり強烈なシュートを放たれるが、これはGK若原智哉(京都サンガF.C.)の正面に飛び、事なきを得た。その後も個人技で局面を崩しにくるエクアドルに対し、辛抱強く守っていた日本だったが、前半終了間際に失点を喫してしまう。同45分、自陣左サイドで与えたFKから、日本のゴール前に鋭いクロスを送られると、これをGK若原がパンチングでクリアするもボールが守備に入っていた田川の顔面を直撃して跳ね返り、そのままゴール内に入ってしまった。
不運なオウンゴールでビハインドを追った日本は、ハーフタイムに斉藤光に代えてFW宮代大聖(川崎フロンターレ)を投入。田川との2トップで1点を狙いにいった。しかし後半5分、相手CKからのシュートがペナルティーエリア内での日本のハンドを取られてPKを献上してしまう。危機的状況を迎えた日本だったが、エクアドルMFジョルダン・レサバラのゴール右を狙ったシュートは、若原がビッグセーブで防いだ。