「彼はマドリードを選びたがっていた」 前PSG監督が明かすムバッペ獲得の舞台裏

パリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】
パリ・サンジェルマンFWムバッペ【写真:AP】

昨季までPSG指揮のエメリ監督、ムバッペを「国家プロジェクト」として説得

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、今季のリーグ・アン年間最優秀選手賞授賞式の会見で移籍を示唆するようなコメントを残したことで、にわかに周囲が騒がしくなっている。スペインのラジオ局「カデナ・セール」の番組「エル・ラルゲーロ」に出演した前PSG監督で現在アーセナルを指揮するウナイ・エメリ監督は、ムバッペの移籍を示唆するコメントを受けて、「彼はマドリードを選びたがっていた」とコメント。ムバッペがレアル・マドリードへの移籍希望を持っていたことを明かしている。

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 今季のムバッペはリーグ戦28試合に出場して32ゴールを記録。リーグ・アンの得点王に輝き、年間最優秀選手賞と最優秀若手選手賞を授賞する活躍を見せた。その授賞式の場で「どこか別の場所での新しいプロジェクトになるかもしれない」と発言。それが以前より噂されていたレアルへの移籍を示唆していると、報道が熱を帯び始めた。

 今季からアーセナルを指揮するエメリ監督は、2015-16シーズン途中からPSGの監督に就任し、昨季まで約2年半にわたって指揮官を務めていた。17-18シーズンにモナコからPSGに入団したムバッペの移籍にも、大きく関わった人物として知られている。「エル・ラルゲーロ」に出演したエメリ監督は、移籍当時を振り返って次のように語った。

「私たちは全員で多大なる力を尽くした。私はムバッペと彼の父親に『PSGに来てくれ』という話をした。なぜなら、彼はマドリードを選びたがっていて、それは明らかだった。バルセロナという選択肢もあったようだった。PSGは財政面で細かなところに備える必要はあったが、『これはフランスの国家プロジェクトだ』と話して彼を入団させることに成功した」

 ムバッペ獲得の経緯を明かしたエメリ監督。ムバッペは今でもレアルへ行きたがっているのではないかと考えているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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