“ACL王者”鹿島、16強進出へ崖っぷち 0-1で前半終了、敗れれば他会場の結果次第で敗退
山東に先制を許し後半へ 引き分け以上なら自力でグループステージ突破
アジア連覇を狙う鹿島アントラーズが苦境に立たされた。22日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ最終節、ホームに山東魯能(中国)を迎えた鹿島は、前半にセットプレーから失点し、0-1でハーフタイムを迎えた。
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グループEの鹿島は前節終了時点で勝ち点7の2位で、すでに同11で首位通過を決めている山東を迎え撃った。E組では同時刻に、同5の3位慶南FC(韓国)と同4の4位ジョホールFC(マレーシア)が対戦しており、鹿島は慶南との直接対決の結果では優位に立つものの、ジョホールとの成績では劣勢。そのため、勝利もしくは引き分けで自力突破があるものの、敗れた場合はもう1試合で勝敗がつくと敗退するという条件で試合を迎えた。
そうした状況下で勝負の一戦を迎えた鹿島だったが、山東にあっさりと先制点を奪われてしまう。前半11分、左コーナーキックをファーサイドでDFジウに折り返されると、ゴール前で元ベルギー代表MFマルアン・フェライニがプッシュ。鹿島はGKクォン・スンテがボールを弾き出したかに見えたが、副審がすでにゴールラインを割ったと判定してゴールが認められ、0-1とビハインドを背負った。
全体的にはボール保持率が高く敵陣でゲームを進めた鹿島だが、流れの中での決定機をなかなか作れずに時間が経過していく。そのなかでセットプレーのチャンスは多く獲得し、同22分にはコーナーキックからゴール前で相手のマークを外したDF町田浩樹がヘディングで狙う絶好のチャンスを迎えたが、シュートをクロスバーの上に飛ばしてしまった。同31分には右サイドをドリブルで切り崩したMF土居聖真のクロスをペナルティーエリアのすぐ外で受けたMF中村充孝がドライブ気味の右足ミドルで狙ったが、これもわずかにゴール上へ外れた。
結局、鹿島は前半を0-1のまま終了。このまま後半に追いつくことができなければ、もう1試合が引き分けに終わることを願うしかないという苦しい立場に追い込まれている。
(FOOTBALL ZONE編集部)