バイエルン、リベリー&ロッベンの“後継者”獲得を画策 独代表23歳MFに白羽の矢
今季限りで退団のリベリーとロッベンに代わり、シティMFサネの獲得が実現するか
ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンは、今季限りで「ロベリー」の愛称で親しまれたウイングコンビ、元フランス代表MFフランク・リベリーと元オランダ代表MFアリエン・ロッベンが契約満了で退団する。ドイツ紙「ビルト」は、その後継者をプレミアリーグ王者でプレーするドイツ人ウインガーに求めると報じている。
同紙によると、バイエルンのウリ・ヘーネス会長はマンチェスター・シティのドイツ代表MFレロイ・サネを、この「ロベリー」の後継者の1人として獲得したいという強い意向があるという。そして2021年までの契約を残すサネの獲得に「壮観なオファー」と表現される金額を用意するプランがあるという。そしてシティは1億ユーロ(約125億円)を要求する見通しのようだ。
バイエルンとブンデスリーガのレコードが、来季にアトレチコ・マドリードからバイエルンに加入予定のフランス代表DFリュカ・エルナンデスの8000万ユーロ(約100億円)だけに、シティの要求に応じればそれを超えるオファーとなる。一方で、バイエルンには柔軟な姿勢と資金的な余裕はあるとされるだけに、実現の可能性は否定できない。
ドイツ人選手にとってバイエルンでプレーすることの名誉は、他国の選手には少し説明のつかない大きさがある。それだけに、移籍金の条件をクリアすればサネがバイエルン行きを了承する可能性は少なからずあると言えるだろう。
果たして、プレミアリーグ連覇に貢献したドイツ代表のウインガーは、母国への帰還を絶対王者への加入という形で実現するのか。「ロベリー」の後継者を探すバイエルンの動きは、今夏の移籍市場で注目ポイントの一つと言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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