ポグバの移籍報道が過熱 スールシャール監督が慰留に向けて準備する“秘策”とは?
マンU指揮官が来季のキャプテンにポグバを任命か 移籍騒動の早期沈静化を図る
マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は、移籍が噂されるフランス代表MFポール・ポグバの残留を熱望している。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」によると、ポグバ引き留めのためにキャプテンの座を用意しているという。
今季のユナイテッドはプレミアリーグで6位に終わり、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃してしまった。欧州トップレベルでの戦いに参加できない不満や待遇の差などから、ポグバら主力選手は退団へ動き出しているようで、その移籍報道は日増しに過熱している。
ポグバに関してはレアルを筆頭に、バルセロナやパリ・サンジェルマン(PSG)などのメガクラブが関心を寄せている。しかし、スールシャール監督に放出の意向はなく、来季以降もポグバをチームの中心に据えたいと考えているようだ。指揮官はポグバの流出を阻止するために、キャプテンの大役を与えるプランを持っていると、「ESPN」は伝えている。
今季のユナイテッドはエクアドル代表DFアントニオ・バレンシアがキャプテンを務めていたが、バレンシアは今季限りの退団が決定している。クラブはその後継者に、年長者のイングランド代表DFアシュリー・ヤングを予定しているようだ。その一方で、新しいサイドバックの獲得に乗り出していて、その動向次第でヤングは来季の出場機会を減らすことになり、常にピッチ上にいる選手を新キャプテンに任命したほうが良いという意見もあるという。
昨季のポグバはチームの副キャプテンを務め、試合によってはキャプテンマークを巻くことがあった。しかし、ジョゼ・モウリーニョ前監督と衝突した後、その任務を剥奪されている。スールシャール監督は、ポグバに再びキャプテンとしての責務を与えることで、ユナイテッドに対するモチベーションを与えて残留させようと目論んでいる。さらには、それを発表することで、ポグバに関わる移籍報道を沈静化させたいという狙いも持っているようだ。
スールシャール体制下でのキャプテンの座は、残留を決定づけるカードとなり得るのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)