セリエA名門の“コンテ争奪戦”にインテルが勝利へ 来季就任で大筋合意と伊紙報道
チェルシー前監督のコンテ氏 古巣ユベントス、ローマも招聘に動く
来季に向けた“就職先”が注目されていた元イタリア代表監督のアントニオ・コンテ氏の行き先が、インテルになることが決定的になった模様だ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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ガゼッタ紙は21日版の見出しで「コンテはインテルにSi(イエス)と答えた」として、交渉が大筋で合意に達したと報じている。
インテルは今季のリーグ最終節を残して4位につけるが、その結果次第では来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃す可能性がある。また、コンテ氏には先日マッシミリアーノ・アッレグリ監督の退任を発表した古巣ユベントスが、来季の復帰をオファーしたという報道もあった。
そうしたなか、コンテ氏の興味は中国資本であるインテルのオーナーサイドが、来季に向けてどのようなラインナップのチームを構成できるかにあったとしている。そうしたなかでの合意報道だけに、インテルによる夏の移籍市場での戦略が固まってきた可能性は高い。
ユベントスやローマといった国内の強豪と競り合う形になったコンテ氏の招聘だが、インテルに加わった元ユベントスのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)の存在も大きかった可能性がある。伝統的にロッカールームの団結に課題を抱えるインテルに、内外に強い規律を求めるコンテ氏がやってきて起こる化学反応は、ユベントスの8連覇という“1強リーグ”と化しているセリエAに変化をもたらすのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)