浦和GK西川周作、中国勢の傾向指摘 ACL北京国安戦で3-0快勝に見る“外国人依存”
北京の総シュート8本のうち、中国人選手は1本のみ
この試合で8本のシュートを放った北京だったが、その内訳はバカンブが5本でアウグストが2本。中国人選手のシュートは、途中出場したFWジャン・ユンニンの1本のみだった。確かに、最終的に外国人選手に頼ってくるという西川の指摘はデータにも表れている。
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また、上海との対戦時にはブラジル代表FWフッキ、同代表MFオスカル、FWエウケソンが中心で彼らにボールを集める傾向が顕著だった。そのなかで手痛いゴールを許した場面もあったが、こうした中国勢の傾向を経験上で分かっていることは、この試合での浦和を大きく助けたと言えるのだろう。
中国勢はその資金力によって強力外国人を獲得してアジアの舞台でJリーグ勢を苦しめている。しかし、その実態にあるのは、そうした外国人への依存度が高い攻撃だとも言える。その生命線を断ち切るべく守備戦術を組み立てた浦和にとって、無失点での勝利はまさに狙い通りのものだったと言えるはずだ。
(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)
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