コウチーニョ、イグアイン、サッリがユーベ集結!? チェルシー補強禁止処分の動向に熱視線
プレミア勢で唯一、コウチーニョに関心を示したとされるチェルシー
イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、今夏と来冬の移籍市場で国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を言い渡されている。そのことは欧州の移籍市場全体にも影響を与えそうな情勢になっており、欧州の各メディアがその状況を報じている。
英紙「デイリー・メール」は、チェルシーが今季終了後にバルセロナのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョの獲得を狙っているとしている。チェルシーは、ベルギー代表MFエデン・アザールが、今季終了後にレアル・マドリードへ移籍することが濃厚となっている。その後継者として、バルセロナで思うような結果を残せていないコウチーニョの獲得を狙っていたという。
しかし、チェルシーは異議申し立ても棄却されたため、補強禁止処分が決定的になっており、コウチーニョの獲得は難しい状況になっている。コウチーニョについては、イタリア王者ユベントスも興味を示しており、スペインに留まるか、新天地を求めるか注目される。
そのユベントスとチェルシーの間では、アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを巡って「センセーショナルなシナリオがある」と、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
イグアインは今季開幕前にユベントスからACミランに期限付き移籍となったが、ミランは半年間でイグアインとの契約を打ち切った。そしてイグアインは冬の移籍市場で保有元のユベントスを経由して、半年間の期限付き移籍でチェルシーに加わった。その大きな要因となったのが、チェルシーの指揮官がナポリ時代にイグアインを指導したマウリツィオ・サッリ監督だったことだ。
チェルシーは補強禁止処分が適用される前にイグアインの買い取りオプションを行使すれば、来季の戦力に加えることができるが、そうした動きには出ないことが濃厚だ。一方、所有権を持つユベントスにとっても、イグアインはプロジェクトから外れた存在であり頭痛の種とされてきた。
しかし、ここに来てマッシミリアーノ・アッレグリ監督の退任を発表したユベントスは、来季の指揮官にサッリ監督を迎える案が浮上した。仮にサッリ監督が就任した場合、レンタルバックされるイグアインをそのまま戦力として保持することを求める可能性は十分だとした。
チェルシーの処分により、移籍市場に影響が出ることは避けられない状況だ。そして、それを受けての情勢として、ユベントスが漁夫の利を得る動きを見せようとしているとされる。夏の移籍市場で、際立った動きを見せるのはどこのクラブになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)