違約金330億円のメッシがバルサに別れ? 英語習得は将来のプレミア移籍の布石か

実質売却は不可能も友人たちから情報を収集

 バルセロナのFWリオネル・メッシが将来、プレミアリーグへと移籍する可能性は決してゼロではないようだ。スペインサッカーに詳しいジャーナリストのギジェム・バラゲ氏は、現時点でのメッシの「移籍はない」と否定。しかし、バルサの背番号「10」は現在、英語を学んでおり、これが将来のイングランド移籍の布石となることを示唆している。英地元ラジオ局「talkSPORT」が報じている。

 バルサとの契約の違約金は2億5000万ユーロ(約330億円)とも言われ、実質売却は不可能な存在だ。それでもチェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティなど、プレミアの金満クラブへの移籍の噂は度々報じられてきた。また、バルセロナの宿敵レアル・マドリードも獲得を熱望するクラブの一つだという。

 バラゲ氏はこうした移籍の噂について、「メッシがバルサを離れる時が近づいているわけではない。彼は考えている」と語った。即時移籍を否定した一方で、28歳のメッシが将来的に新天地を求める可能性もゼロではないと含みを持たせた。メッシはプレミアリーグでプレーする友人たちからも話を聞き、イングランドでのプレーについてイメージを膨らませている。

「彼はセルヒオ・アグエロやセスク・ファブレガスからイングランドとプレミアリーグがどれだけ素晴らしいかを聞いている。新しい挑戦には魅力がある。彼はもう成熟している。イングランドでプレーする自分自身の姿も思い描きながら、プレミアリーグを見ている。彼は万一のために英語も学んでいる。彼は可能性に備えているんだ」

 脱税疑惑により、22カ月半の禁錮刑を言い渡されるなど、ピッチ外でのゴタゴタが続くメッシ。青とえんじのユニホームに別れを告げる時は、本当に訪れるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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