チェルシー、新星FWを“次期10番”に指名か 他クラブの引き抜き防止も狙いと英報道

チェルシーFWハドソン=オドイ【写真:Getty Images】
チェルシーFWハドソン=オドイ【写真:Getty Images】

バイエルンらが興味の英代表FWハドソン=オドイ、MFアザールの“後継者”候補に

 チェルシーは今月、クラブ幹部とアドバイザーの間で会談を行い、下部組織育ちのイングランド代表FWカラム・ハドソン=オドイとの契約延長を説得するために、エースナンバーである背番号10を与えることを決めたようだ。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 2000年生まれで18歳のハドソン=オドイは、昨季にプロキャリアをスタート。今季はリーグ戦10試合に出場し、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では4ゴールを挙げるなど飛躍のシーズンを過ごした。現在はアキレス腱を断裂したことで戦線を離脱しているが、彼のパフォーマンスを多くのビッグクラブが評価。バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン(PSG)、ユベントスなどが興味を示していると報じられている。

 将来有望な若手であるハドソン=オドイに対し、チェルシーも今後のチームの中心となっていく存在として評価しており、来年の夏までとなっている契約を延長する意向だ。ただし、ハドソン=オドイ側は出場時間の少なさもあって契約延長に慎重な姿勢を見せていて、もし断った場合は来年の1月にはフリー移籍に向けて他クラブとの交渉が可能となる。

 そんななか、チェルシーはハドソン=オドイを慰留するため、今夏の移籍市場で移籍が噂されるベルギー代表MFエデン・アザールがチームを離れた場合、彼が身に着けていた背番号10を与える準備をしている模様。実質的に今後のチームを引っ張る存在としての期待の表れでもあり、これをハドソン=オドイがどう捉えるかが注目されている。

 バイエルンは1月の移籍市場で3500万ポンド(約49億円)のオファーを出したが、この時はチェルシー側が拒否した。ハドソン=オドイは移籍と残留、どちらの道を選ぶのだろうか。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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