ユベントス、次期監督の最右翼にインザーギ氏浮上 戦術的な修正力には定評あり
18日にアッレグリ監督の退任が正式決定 契約を1年残すなかでCL制覇ならずが要因か
イタリア王者ユベントスは現地時間18日に記者会見を行い、マッシミリアーノ・アッレグリ監督が今季限りで退任すると正式発表した。それを受け、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」はラツィオのシモーネ・インザーギ監督を次期指揮官のトップ候補として報じている。
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ユベントスはアントニオ・コンテ監督の時代にリーグ3連覇を達成し、その後を受けたアッレグリ監督も5連覇。つまり、2人の監督によって前人未到の8連覇を達成している。コンテ監督の退任は、イタリア代表監督として欧州選手権に臨むチームを率いるという状況だったが、アッレグリ監督は契約を1年間残しながら、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を果たせていないことが退任の理由になったというのが現地メディアで伝えられている理由だ。
アッレグリ監督退任が決まったユベントスは、これまでコンテ氏の復帰を狙っているという報道もあった。一方で、ローマやインテルとも争奪戦となっているコンテ氏との契約だけに、先行きは不透明だ。そうしたなかで、ラツィオを率いて今季のコッパ・イタリアも制したインザーギ氏が現時点ではユベントスの監督候補としてトップにあるとしている。
兄のフィリッポ・インザーギ氏の方が現役時代にイタリア代表やユベントス、ACミランで活躍したことで有名かもしれないが、指導者としての実績では弟のシモーネ氏の方が上回っていると言えるかもしれない。2016年からラツィオを率いて3シーズン、リーグ戦は2年連続5位で、今季は少し順位を落とすことが予想されるが、コッパ・イタリアを制した。なかでも、戦術的な修正力には定評がある。
一方で、退任が決まったアッレグリ監督には、すでにローマのジェームズ・パロッタ会長が接触するタイミングを模索しているという。こちらはコンテ氏の争奪戦で少なくともインテルに対して劣勢なだけに、パッと名将が宙に浮いたチャンスを狙っている模様だ。
現在、完全なる“1強リーグ”と化しているセリエAにおける、そのトップクラブの監督の席が空いたことは、シーズンオフに向けて多くの玉突き人事を巻き起こす可能性も秘めている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)