フランス“日本人対決”はマルセイユ酒井に軍配 後輩・昌子にミスの重要性を説いた真意
マルセイユがトゥールーズに5-2で勝利 先輩・酒井は1得点1アシストの大活躍
フランス1部リーグ・アンも閉幕が近づくなか、現地時間18日のリーグ第37節でトゥールーズとマルセイユが対戦。昌子源と酒井宏樹、日本代表DF2人が同じピッチに立った。
試合はホームのトゥールーズが前半26分に先制するもすぐに同点に追いつかれ、1-1で後半へ突入。後半はマルセイユが一挙に4得点を挙げ、敵地で5-2と大勝を飾った。
マルセイユが反撃の狼煙を上げる2点目を決めたのが、酒井だった。昨年、UEFAヨーロッパリーグ準々決勝、ライプツィヒとの第2戦(5-2)でマルセイユでの“第一号”を決めているが、リーグ戦はこれが待望の初ゴール。さらにカメルーン代表FWクリントン・エンジェが決めた3点目も演出し、フランス紙「ラ・マルセイエーズ」のミシェル・ガロシオ記者は酒井をこの試合のマン・オブ・ザ・マッチに挙げた。
トゥールーズは敗れたものの、なんとか1部残留が決定。昌子も守備で奮闘し、先制点は昌子が前線に出した縦パスを起点に生まれたが、本人に残留を喜ぶ様子はなかった。
「チームの目標でしたし、それは非常に良かったですけど、ここまで大敗すると、それも全然嬉しくないというか……」
昌子は繰り返し、「(マルセイユとの)差を感じた」と口にした。
「一番差を感じたのは、うち(のチーム)は失い方が悪い。それを確実に点にしてくるところで、(マルセイユの)差を感じたな、と」
しかし、そのあとミックスゾーン(取材対応エリア)に姿を現した酒井は、自分の得点シーンについて開口一番、こう言った。
「普通はあんなにフリーで抜け出せることがないです。センターバックの2人、(昌子)源と(クリストファー・)ジュリアンに相当負担がかかっていますよ、あれは。サイドバックの絞りとかもないし、かといってボランチが助けるとかもない」
試合終了のホイッスルが鳴った後、酒井は昌子に歩み寄り、2人はユニフォームを交換。そのまましばらくピッチで話し込んでいたが、どうやらそういった話をしていたようだ。
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