モウリーニョが逆転のCL出場権獲得の明言避ける 「答える必要はない」

苦境に立たされたスペシャル・ワン

 チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、第10節を終えて15位と低迷し、解任危機に直面している。記者から来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得についてクエスチョンマークを突きつけられると、「その質問に答える必要はない」と返答。さすがの“スペシャル・ワン”でも、苦境に立たされた、この状況からの逆転を保証することはできなかったようだ。英衛星放送「BBC」が報じた。
 モウリーニョ監督は、記者からの「来季のCL出場権は保証できるのか」という質問に、「答える必要はない」とバッサリ。成績が振るわず、ピッチ外でもネガティブな話題が続き、解任もうわさされる中でいら立ちを隠せない様子だ。
 それでも、指揮官はこうした予想外の出来事もフットボールの世界では起こり得ることと分析する。近年のライバルクラブの例も出して、ビッグクラブを率いることの難しさを語った。
「チェルシーはビッグクラブだ。このクラブは私が選んだ。このクラブで、私は毎日独特のやり方で仕事をしている。リバプールもビッグクラブだ。マンチェスター・ユナイテッドはスーパービッグクラブ。去年リバプールは何も勝ち取らず、CLの出場権も獲得できなかった。2年前は、ユナイテッドがCL出場権を逃した。ヨーロッパリーグにすら行けず、何一つ勝ち取れなかった。彼らは今もなおモンスタークラブだ。だけど、これがフットボールというものさ」
 開幕から10試合で得た勝ち点は11ポイント。過去、プレミアリーグでは10試合で12ポイント以下だったクラブが最終的にトップ4入りを果たした例はない。カリスマ指揮官は過去の前例を覆し、奇跡の大逆転劇を果たすことはできるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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