王者の進撃を止めた長谷部のフランクフルト バイエルンの開幕連勝記録は10でストップ
ホームで圧倒されるもスコアレスドロー
フランクフルトの日本代表MF長谷部誠が、30日の本拠地バイエルン・ミュンヘン戦に右サイドバックとして先発フル出場し、0−0ドローに貢献。開幕10試合全勝の絶対王者の連勝記録を食い止めた。
超強力な攻撃陣を誇るバイエルン相手に、フランクフルトは自陣に深く引く専守防衛に務めた。11月4日のUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第4節アーセナル戦に向けて、ドイツ代表トーマス・ミュラーを先発から外したペップ・グアルディオラ監督だが、バイエルンの攻撃力は凄まじい。フランクフルトは本拠地のコメルツバンク・アレーナで70パーセント近いボール支配率を許した。前半10分にはチリ代表MFビダルに強烈なヘディングシュートを打たれるなど、再三チャンスを作られたが必死に耐えた。
長谷部は24日の前節ハノーバー戦に続き、右サイドバックで起用。守備で奮闘し、王者の開幕連勝記録をストップさせた。ブンデスリーガ公式サイトによると、アーミン・フェー監督はチームの奮闘に満足している。「今日選手が見せたパフォーマンスは素晴らしいものだったと私は考えている。情熱的に、そして規律を持って戦い、勝ち点1を得られたことは本当にうれしい」と語っている。
フランクフルトは勝ち点13とし、暫定11位タイに浮上。一方、首位バイエルンは勝ち点31となった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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