大型補強を目論むレアル、選手放出で資金調達か ベイルら4選手で総額246億を見込む
今夏の“300億超え”補強を見据え、FFPによる制裁回避のため放出に動く
レアル・マドリードは無冠に終わったシーズンの反省を踏まえて、夏の移籍市場で大型補強に動くと見られている。そうなると懸念となるのがフィナンシャル・フェアプレー(FFP)だ。多額の移籍金を出すことで収支バランスが崩れる事態が想定されるが、スペイン紙「マルカ」によると、選手放出によって2億ユーロ(約246億円)もの資金を調達してそれを回避しようとしているという。
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レアルはすでにポルト所属のDFエデル・ミリトンとサントスの“小さなネイマール”ことFWロドリゴとの獲得が合意に至っている。それだけでなくフランクフルトのセルビア代表FWルカ・ヨビッチ、リヨンのフランス代表DFフェルランド・メンディの獲得を目指しており、何よりチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールらワールドクラスの動向もチェックしている。
そのための選手獲得資金で3億ユーロ(約369億円)もの金額を用意しているというのが“白い巨人”の復権への本気度を指し示しているが、その一方で現在UEFAでは支出の差を1億ユーロ(約123億円)以内にとどめるFFPという制度がある。そのため、収支バランスの崩れを選手売却によって補填しようとしているようだ。
名前が挙がっているのは4人。かねてより移籍の噂のあるウェールズ代表FWギャレス・ベイルを筆頭に、スペイン代表MFダニ・セバージョス、MFマルコス・ジョレンテ、コスタリカ代表GKケイラー・ナバスといった面々だ。ジネディーヌ・ジダン監督とソリが合っていないとされるベイルらを売却することで生まれる資金は2億ユーロと見ており、そうなればFFPの条件はクリアとなる。
とはいえ現状はベイルに明確な買い手がつく話は進展がないなど、レアルとしてはまだ算段が立ったとは言い難い。ビッグネーム獲得のために、現状の戦力を整理整頓しつつ軍資金を得られるのか。レアルのフロントはその手腕を問われることになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)