神戸MF山口蛍がチームの奮起を促す 「もっとブーイングでも良い」と語った真意とは?

ヴィッセル神戸MF山口蛍【写真:木鋪虎雄】
ヴィッセル神戸MF山口蛍【写真:木鋪虎雄】

不在のイニエスタらの影響力を明かした山口 「頼ってしまっている部分がある」

 公式戦7連敗中のヴィッセル神戸は、18日にJ1第12節を横浜F・マリノスと戦い1-4で敗れた。神戸の日本代表MF山口蛍は敗戦を受けて、「ブーイングされるべき結果と内容」と試合後に反省の弁を述べている。

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 敗戦が続く神戸は4月10日に行われたルヴァンカップの大分トリニータ戦(2-0)以来、1カ月以上も勝ち点を得られない状態。横浜FMを相手にした試合でも4点失点で完膚なきまでにやられて惨敗。これでリーグ戦7連敗、公式戦8連敗となり、神戸は泥沼の状態から抜け出せなくなっている。

 試合後の取材に応じた山口は「失点してしまうと、どうしてもみんなが気落ちしている」と、試合中のチームの雰囲気について語っている。さらに失点後に盛り返そうとチームメートに声をかけて奮起を促そうとしたようだが、「もう少し応えてくれてもいいんじゃないかなと思うくらいに落ち込んでいる」とピッチ上での内情を吐露。そのうえで「もっと前向きになっていかないとキツい」とチームメートのメンタル面を危惧している。

 また、この試合では欠場となった元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキら外国人選手らに「頼ってしまっている部分がある」と言及しつつ、彼らの影響力について明かしている。

「彼らが怪我から戻ってきたら、チームもまた盛り上がると思います。彼らの強いメンタルっていうのは、今のチームには特に必要かなと思います」

 さらに、イニエスタについては「いる・いないだけで相手の重心も変わってくると思う」と、戦術的な部分での影響もあるという。とはいえ、チームの取り組みとして不在の状況を踏まえてトライしていると明かしている。それでも「あれだけの選手なので(いないと)難しい」と余波を口にした。

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