「クレイジーな人でないと…」 トッテナムDFローズ、うつ病への“冷たい視線”を吐露
獲得に関心を示していたクラブから酷い扱いを受けたと告白「困惑した」
トットナムのイングランド代表DFダニー・ローズは昨年にうつ病と明かし、その勇気ある告白が大きな反響を呼んだ。そうしたなかで、昨夏の移籍市場で「クレイジーな人ではないことを確認したい」と別のクラブから心ない言葉を浴びたという。英公共放送「BBC」が報じた。
ローズは昨年6月に、怪我や家族の問題に悩み、うつ病と診断されたことを明かした。近年では元イングランド代表MFマイケル・キャリック氏もうつと闘っていたことを告白したほか、2009年に自ら命を断った元ドイツ代表GKロベルト・エンケの例など、大きな重圧にさらされるスポーツ選手とうつ病は切っても切れない関係がある。
そんなローズが昨年、自身に関心を示していたクラブの関係者から酷い扱いを受けたと「BBC」のドキュメンタリー番組「A Royal Team Talk: Tackling Mental Health」内で打ち明けた。
「(2018年)夏にある別のクラブと話した。そのクラブは『あなたに会いたい。君がクレイジーな人でないことを確認したい』と言ったんだ。僕の過去の発言や経験がその理由だ」
ローズは「困惑したよ」とその時の心境を吐露。「僕の経験は仕事に関係ないと考えていた」と語り、センシティブな問題に土足で踏み込むような言動に怒りを示した。
実際に移籍が実現することはなかったが、ローズは「もしもそのような機会がまたあったとしても、今だったらはっきりノーと言うよ」と主張していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)
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