名門ミラン、CL出場権逸で元鹿島のレオナルドSD解任か 残り2試合の結果が命運左右
現在5位のミラン、CL出場権4位のアタランタと勝ち点3差で最終盤逆転の可能性も
イタリアの名門ACミランに激震が走る可能性が浮上している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、今季終了時に来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)への出場権を取れなかった場合、強化部門の責任を取ってスポーツ・ディレクター(SD)の元ブラジル代表MFレオナルド氏が解任されると報じている。
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ミランは今季開幕前に昨季までの中国資本から米ファンド「エリオット・マネジメント」が経営権を取得。かつて鹿島アントラーズで活躍し、ミランOBのレオナルド氏をSDに就任させ、シーズン中にもアーセナルで最高経営責任者(CEO)を務めてきたイヴァン・ガジディス氏をCEOに据え、強化部にもOBで元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏をクラブに復帰させるなど、クラブ組織の改革にも踏み切った。
ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が率いるチームはリーグ戦を2試合残して勝ち点62の5位。4位までCL出場権を得られるなか、4位アタランタと勝ち点3差は逆転の可能性を十分に残す。しかし、すでにガットゥーゾ監督に関してはその成否を問わずに今季限りで退任という方針をクラブが固めていると報じられてきた。
一方で、新戦力としてユベントスから1年間の期限付き移籍で獲得したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが期待外れのパフォーマンスに終始し、半年でその契約を打ち切るなど、レオナルド氏の手腕に対して疑問の目が向けられていた。そして、クラブはCL出場権という一定の成果を得られるかどうかを、レオナルド氏に対しての評価基準に設定したという。
来季に向けて、マルディーニ氏のほか、ラツィオの強化責任者であるイグリ・ターレ氏やリールの同職にあるルイス・カンポス氏の招聘も浮上しているという。来季の体制や補強にも大きな影響を与えそうな最終盤の戦いぶりに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)