決勝の勝率62.5%対66.7%の激突! 鹿島対G大阪のナビスコ杯決勝を5つの視点で展望
[3]6度目の優勝を狙う鹿島 決勝の勝率は62.5%
J1リーグ優勝7回を筆頭に、国内3大タイトル16冠の鹿島は、[表2]のとおりナビスコカップでも最多となる5度の優勝を経験している。決勝進出8回も断トツの数字で、勝率は62.5%と大舞台での勝負強さが垣間見える。
一方のG大阪は、これが4度目の決勝進出で過去に2度優勝。決勝での勝率は66.7%とほぼ互角の数字だ。データ上でも、今回の両者の対戦は拮抗(きっこう)したものとなっている。
[4]ニューヒーロー賞のいるチームの勝率は?
1996年から創設されたニューヒーロー賞は、大会開幕時点で23歳以下の選手を対象に選ばれるもので、過去に多くのA代表経験者が受賞してきた“登竜門”的な賞となっている。受賞者は決勝前に発表され、今年は鹿島の赤崎秀平が選出された。
歴代受賞者を示した[表3]のとおり、決勝進出チームで受賞者がいたケースは、過去19大会中14回。そのなかで、ニューヒーロー賞の選手がいたチームが優勝したのは9回で、勝率64.3%だった。鹿島にとっては吉兆と言っていいデータだろう。