ブラジル人監督、笑撃の“スネ・トラップ”ミスに反響 「嘘だ」「ある意味で美しい」

アベル・ブラガ監督【写真:Getty Images】
アベル・ブラガ監督【写真:Getty Images】

フラメンゴのブラガ監督が飛んできたボールを右足甲で触れようとして右スネを直撃

 ブラジルカップ16強第1戦のコリンチャンス対フラメンゴが、現地時間15日に行われた。フラメンゴが敵地で1-0の勝利を収めたなか、ブラジル人のアベル・ブラガ監督が前半終了間際に見せた“笑撃プレー”がファンやメディアの間で反響を呼んでいる。

 フラメンゴは16日にコリンチャンスと対戦。後半34分、ブラジル人FWブルーノ・エンリケのアシストから元ブラジル代表MFウィリアン・アロンが決勝ゴールを沈め、敵地での第1戦をモノにした。

 そのなかで、地元ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が注目したのは、前半終了間際にフラメンゴの指揮を執るブラガ監督が見せた行動だった。タッチライン際のテクニカルエリアで空中を見上げる66歳の指揮官のもとにボールが飛んでくると、バックステップを踏んで右足甲でのトラップを試みた。しかし――。ボールは甲ではなく右スネを直撃。完全なる失敗となってしまった。

 ブラガ監督は元ブラジル代表DFで、1978年のアルゼンチン・ワールドカップにも出場。現役引退後はすぐに指導者の道に進み、ブラジルやポルトガルのクラブだけでなく、フランスの名門マルセイユ、UAEのアル・ジャジーラの監督も歴任し、2019年からフラメンゴを率いている。

 ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は公式ツイッターで、「アベルはフィールド内ではあまり上手くない」と皮肉気味の一言とともに動画を公開。大爆笑の絵文字8連発など、ファンからもコメントが多数寄せられている。

「誰もがクラッキなわけじゃない」
「彼はDFだったからね」
「ある意味で美しい」
「嘘だ、彼はもっとできるはず」

 日本ではかつて名古屋グランパスを率いていたドラガン・ストイコビッチ氏が、相手GKがピッチ外に大きく蹴り出したボールを、革靴を履いたままダイレクトで蹴り返し、相手ゴールに突き刺す離れ業を見せて大きな話題を呼んだ(本人は退席処分)。

 近年では、元オランダ代表MFのクラレンス・セードルフ監督(当時デポルティボ監督/現カメルーン代表監督)が“革靴トラップ”、元アルゼンチン代表DFガブリエル・エインセ監督(ベレス・サルスフィエルド監督)が“スニーカートラップ”を決めてきたが、ブラガ監督は思わぬミスで世間の注目を集めてしまった。

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