Fリーグ・オーシャンカップ、4強が出揃う “令和”最初のチャンピオンはどこだ?
大会3連覇を目指す名古屋ほか、立川・府中、町田、湘南がベスト4へ
日本フットサル界の2019-20シーズンの幕開けを告げるFリーグ・オーシャンカップが、5月14日に東京のエスフォルタアリーナ八王子で開幕した。16日まで行われた1次ラウンドでは3回戦まで消化し、新元号「令和」となって初のチャンピオンの称号を狙う4クラブが出揃った。
圧巻の強さを見せつけているのが、2シーズン連続で国内3冠を果たしている“絶対王者”名古屋オーシャンズだ。2回戦から登場した彼らは、対戦相手がFリーグ・ディビジョン2(F2)の相手だったこともあるが、初戦でヴィンセドール白山に18-1と大勝すると、3回戦でもデウソン神戸(F2)を12-1と圧倒して準決勝進出を決めた。
長らく日本フットサル界の顔となってきた日本代表FP森岡薫を擁するペスカドーラ町田は、今季ルイス・ベルナット新監督を迎え、クラブの世代交代に拍車がかかりそうだ。日本代表GKピレス・イゴールをはじめ負傷者が続出し、さらに2選手が出場停止となっていたことで、2回戦の広島エフ・ドゥ(F2)戦は、登録メンバーわずか10選手で戦うことに。それでもハットトリックを達成したFP新倉康明らが躍動。実力差のある相手に対して、きっちりと7-3で勝利した。3回戦ではシュライカー大阪と対戦し、森岡のゴールで先制したものの、終盤にパワープレーから同点に追いつかれ、決着はPK戦に。PK戦でも両チーム譲らずに10人目までもつれた末、町田が7-6で勝利した。
同じくベスト4進出を決めた立川・府中アスレティックFCでは、かつてフランスリーグで得点王に輝いたこともあるブラジル人ストライカーのFPジョーが大活躍を見せた。初戦となった2回戦のヴォスクオーレ仙台(F1)戦ではGKと1対1になると、軸足の裏からヒールキックというテクニック溢れるプレーで先制ゴールを決め、2-1の勝利に貢献。3回戦のバサジィ大分(F1)戦でもハットトリックの活躍で逆転勝利に導いた。日本代表FP皆本晃を負傷で欠きながらも、山田マルコス勇慈新監督の下で勝負強さを見せている。
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