日本代表MF遠藤、意地の“5人釘付けアシスト”に対戦相手も悔恨 「信じられない」
オーステンデ戦の終了間際、密集地帯を破るピンポイントパスで同点ゴールを演出
ベルギー1部シント=トロイデンは現地時間15日、プレーオフ2第9節でオーステンデと対戦して1-1のドロー。UEFAヨーロッパリーグ(EL)予選出場権をかけたプレーオフ参戦決定戦に進出する望みは絶たれてしまったが、後半アディショナルタイムに日本代表MF遠藤航が意地の同点アシストを決め、対戦相手も「信じられない」と土壇場での失点を悔やんでいる。
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シント=トロイデンはレギュラーシーズン7位で、惜しくも上位6チームで優勝を争うプレーオフ1に進出ならず。同7~15位のチームと2部の3チームが2グループに分かれ、6チーム総当たりでEL予選出場権をかけた一戦への出場を目指した。
15日のオーステンデ戦は、前半37分に先制を許し、敵地で厳しい展開が続く。敗戦濃厚かと思われた後半アディショナルタイム、シント=トロイデンが意地を見せる。敵陣右サイドでこぼれ球を拾ったコンゴ民主共和国代表FWジョルダン・ボタカからパスを受けた遠藤は、相手選手が5人いる密集地帯の中をダイレクトでペナルティーエリア内のMFアレクシス・デ・サールへパス。22歳のベルギー人MFはこれをトラップから、反転して右足を振り抜き、ゴール左隅にシュートが突き刺さった。
敗戦目前の同点劇に、シント=トロイデン公式サイトは試合レポートで「アレクシス・デ・サールはアディショナルタイム、ボタカと遠藤の良いお膳立てから同点ゴールを決めた」と言及。一方、追いつかれたオーステンデは公式ツイッターで「信じられない」とショックを隠せない投稿をしている。
シント=トロイデンが戦うプレーオフ2のグループAは、元日本代表MF森岡亮太が所属する首位シャルルロワがヴェステルローに2-0で勝利し1位を確定。そのため2位シント=トロイデンのEL予選出場権獲得への望みは絶たれてしまったが、遠藤は鮮やかなアシストで一矢を報いてみせた。